おはようございます。
　豊田の挨拶にクラスの生徒は一糸乱れずに挨拶をするのだが、少女だけは違っていた。
　豊田先生って・・・。
　少女だけは豊田を睨みつけていて、それを見ていた豊田はそのことに気づいた。
「先生の顔に何かついてるか？」
「え、あ、いや・・・」
　アレアレ？もしかして豊田先生に惚れてんの〜？
　クラスの誰かが少女と豊田を茶化すと、周りにいた生徒も同調して茶化し出す。
「おいおいお前ら静かにしろ〜」
　そう言ってクラスを宥めようとする豊田。
　先生、顔赤くなってない？
　今度は別の生徒が豊田を茶化し、クラスは朝から変な賑わいを見せ、少女は恥ずかしさのあまり顔が俯いた。