それから幾ばく、少女はしばらく泣き続けていた。
 それを見ていたマタナイは気にすることなく二足歩行でニマーモンドを採取に夢中。
 思いのほかニマーモンドはたくさん生えていて、一本一本根元から引っこ抜いて、ほんの数分でたくさん集まった。
 一方、少女は泣いた姿を見られたくないと涙をふき、泣いた跡を残さないよう湖の水を使うことに。
 湖に写る少女の顔は泣いた跡がハッキリわかり、少女は湖の水をバシャバシャと顔に浴びせた。
 それを何度か繰り返した後、少女は再び湖の水を鏡代わりにし、自分の姿を見た。
 他方、マタナイは急いで少女の元へ戻るため、器用に二足歩行でダッシュ。