「分かったよ。」
そう言い、腕の力を緩めた桐生君。
その隙に腕からに逃げ出す。
ハァハァと、あがった息を調えた。
「真面目にやるよ。
その前に、」
桐生君は音もなく私に詰め寄ると、
チュ
とおとをたてて私の唇に触れた。
「なっ…?!」
なにが起きたのか理解できなくて、口をパクパクさせる。
「お前も真面目にやれよ。」
そういい残し、仕事に取りかかり始めた桐生君。
まって、
私今、
キスされ、た…?
「っ!!!!!!」
最悪だ…
「ファーストキス…」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…