「そう言えば、何でこんなくるの遅かっ  「あ、パシリちゃん。」


た、の…?!パシリちゃん?!?」




声、大きいよ。瑠璃。



私の鼓膜破れる。




「え、ちょっとお弁当取り返すために、大魔王のパシリになっただけ。」




私がそういうと、後ろでククッと笑う修君と、?マークの瑠璃。





「大魔王?」




え、そこ?

あ、そっか‥彼奴の裏の顔、知らないもんね。





「桐生君のこと。」






「へ?桐生君が大魔王?」




え、ここまでいってもわかんないの~?




「だから、桐生爽夜には俺様大魔王と言う裏の顔があるの!」





ついに爆笑しだす修君。





「誰が、俺様大魔王だって…?」




私の少し上で響く、低い声。




げ……




「桐生君?!



うわっ!本当に裏あるんだ!そりゃ、嘘っぽい笑顔だったけど。」




え、瑠璃。見破ってたならいってほしかったな。



「?お前、誰。」




うわぁ。あい変わらず俺様。


やっぱ俺様じゃん。




「おまえ…


俺様俺様うるせぇよ。」