それからしばらく、会話を楽しむと、リセが急に立ち上がった。


「よしっ!じゃあそろそろ着替えます!」


「着替え?どこか行くの?」


「うん!アレン王子様から城を案内するように
 仰せつかってるから!」


そう言うと、別の部屋へ入っていき、いろいろなドレスを持ってきた。



「ジャンッ!似合いそうなドレス選んできまし
 た~!」


え、高そう。


「い、いいよ。高そうだし・・・・」


「だぁめ!異論は認めません!」



リセはそう言うなり、飛びかかってきた。