やっと理解できた!妃?候補?それにこんな豪華な部屋?場違いにもほどがある!



「あの、やっぱり・・・」



「女どうしの卑劣な争いに巻き込まれたいのか
 ?」



王子様か壁に寄りかかりながら言った。



「争い?」


「あぁ。何の立場もない女が城にいれば、嫌が
 らせを受けるのは確実だ。それでもやめるか
 ?」



「絶対嫌です。でも妃って言うのは・・・」



「だぁいじょーぶ!今城には、妃候補が大勢集
 まってるから!一人増えたくらいならバレな
 いバレない。」



イルファさんがウインクをしながら言った。



「それなら・・・、お世話になります。」