駅に着くと、見慣れた姿を見つける。 起きたばかりで、しかも走って ぼさぼさな頭。 でも、そんなことは気にしなかった。 『空!』 振り向いた空。 『かける?…どうしたの?』 『どうしたのじゃねぇよ…』 息が切れる。