ガララ___ 遠慮がちに開いたドア そこには バツの悪そうな顔をした悠斗くんが。 「泣きやんだ?」 「あ、はい……」 わざわざ外で待っててくれたのかな? あ、携帯か 「あの、携帯……」 「どうだった?」 「えっ?」 どうだった?って………? あ、曲のことかな? んー、どうだったかって 私が聞きたいんだけどな 「うん、良い曲だったかな」 自分で言うのは勇気がいるよ…… 「今のお前と合ってると思った」 「え…………」