ガララ




誰かが入ってきた






「ゆなー?」




男の声




若葉由奈を親しく呼ぶ声







「……ん、……颯太?」







「あれ?そっちのカーテン?」





あっぶね







今こっちのカーテン開けようとしただろ









まぁ寝てるふりはしてたけどさ








「来てくれたんだね」




「当たり前だろ、大丈夫か?」





「うん………ちょっと寝不足かな?笑」






「ったく、心配したんだぞ?」




「えへへ、颯太のくせにありがと~」




「おい!くせにってなんだよ!」







「あ、いつもの颯太だぁ~」




「ったく……」









おいおいおい………









隣に俺がいること分かってて




なぜにイチャつく?






やめてほしーぜ。









ガララ





「由奈ちゃん!」






今度は女の声








「あ………愛莉」





「もぉ由奈ちゃーん!」




「ごめんね心配かけて」












…………ん?





若葉由奈の声に元気がなくなった









あー。








二人きりで(あと俺)イチャついてたのに





邪魔が入ったからか?






「愛莉も由奈が大好きだもんな」







「愛莉ー、ありがとぉ」





「うん、由奈ちゃん大好きだもん!」








なんだなんだ…………。







友情の確認しだしたし。













「でも愛莉の一番は俺だぞ!」








「あー、はいはい(笑)」







「愛莉は俺のもんだぞ?」




「も、もう颯太くん///」












…………………………。







なんだこの展開









状況整理すると








付き合ってるのは






愛莉って女と颯太って男?











その友達の若葉由奈















「あ、じゃぁ俺ら飯食ってくる!」




「あ、ごめんね保健室まで」




「私達が勝手に来ただけだよ!」





「そーだぞ?その分今からイチャイチャ」




「もー颯太くんったら!」






「あははー、いってら!」





「由奈ちゃん助けてよぉ!」




「ほら、病人に気を使え!」




「放課後には戻るから(笑)」





「由奈ちゃん…一緒に帰ろうね!」








ばいばーいヾ(*´∀`*)ノ






と2人で帰っていった愛莉と颯太









やっとうるさいのが帰った







と思ってたのに…………