そう思っているのに、落ち着かない私は、着信音もならないのに何度も携帯を開けて受信メールがないかを確認してしまう。

「来ない……面倒だなって思われた? それとも嫌われた~!?」

どうしようもなく後ろ向きになって涙まで出そうになってきた時。


ピロピロピ~ン


「キタ────!!!!!」


思い切り飛び起きて、そのままベッドの上に立ち上がった。

ドキドキしすぎて震える手で携帯を開き、『天童ハルヒコ』の名前に携帯を抱きしめてから内容を確認。



『ありがとうございます。頑張ります』



シンプル……。

でも、

嬉しいいい~!


くるっと一回転したら。

ちょっと足がもつれてバランスを崩し、そのまま下に転げ落ちた。

どすーん、という激しい音に、パパとママが飛んできた。

「マユ! どうしたっ!?」