黒毛のアンと僕。
恋愛(学園)
完
17
- 作品番号
- 1118248
- 最終更新
- 2016/05/15
- 総文字数
- 12,513
- ページ数
- 30ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 54,663
- いいね数
- 17
みんなからこっそり
『黒毛のアン』と呼ばれている
いっつも奇妙なファッション
変な文字がでかでかとプリントされた
Tシャツの上に
おじさんがよく着ている
ポケットがたくさんついた釣り用ベスト
そのポケットには
文庫本が2、3冊と教科書
小さく折り畳んだルーズリーフが数枚
そして輪ゴムで束ねたペンが数本
とっても変わり者の女の子だ
大河原さんて
いったいどんな子なんだろう
喋ってみたいんだけど
いつも大河原さんは
長い黒髪をなびかせながら
すたすたとキャンパスを闊歩するので
僕はなかなか話しかけられずにいる
<恋する変人>シリーズ
「憂鬱なソネット」
「斉藤くん、聞いてますか」
目次
この作品のレビュー
<変人女子×ピュア男子> いつも一人でひょうひょうと、さっそうとキャンパスを闊歩する大河原さん(変人女子)。 変なTシャツに、釣りベスト。かばんも持たず、荷物は全てポケットに入れて持ち運ぶ。 長い黒髪がもとで、「黒毛のアン」と呼ばれている。 そんな変わり者の大河原さんを、こっそり目で追いかけている林くん(ピュア男子)。 でも、内気な林くんは、いつも彼女を見つめるだけで、話しかけることができない。 そんなある日、林くんは大河原さんの忘れ物を見つけて、とうとう行動を起こした! とっても純粋で可愛い林くんと、大らかで無邪気な大河原さんのやりとりに、キュンキュンしっぱなしです。 ほっこり、ほのぼの、やさしい恋のお話を読みたい方に、おすすめです。
この作品の感想ノート
とても面白かったです!
大河原さんはクールでハキハキしてるところがかっこよくて、
林くんはピュアでテンパっちゃうところが可愛くて…。
二人の組み合わせが最高でした!!
林くんの「一緒にお墓に入ってください」では思わず笑ってしまいました笑
素敵な作品をありがとうございます!
♪実花子さま♪
わあ、読んでくださったんですか!なんかすみません、ありがとうございます!嬉しいです……!
実は大河原さんにはモデルがおりまして。大学時代の同級生なんですけど、長いストレート黒髪で背が高くてスタイルがよくて、いつもTシャツにジーンズ、そしていつも本を読んでました。さすがに釣りベストは着てませんでしたが(笑)。
初めての会話は、彼女が私に「君なに読んでるの? いつも本読んでるよね」とイケメンな雰囲気で話しかけてきたときでした。
知り合うと本当にイイオンナで。実花子さんのご感想を読んでいて彼女のことを思い出して懐かしくなりました。
読んでくださってありがとうございました。
汐見 夏衛さんの書籍化作品
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