真紀「山崎さん、いますか...?」

私は約束していた草むらに1人で行った

山崎「ここだ」



真紀「お待たせしてすみません」

そう言いすぐに山崎さんの近くに近寄る

山崎「いや、それはいいんだが...」



山崎さんは、はぁとため息を吐きながら額を触った

平助「やっほー!真紀!!」

真紀「きゃあっ!」

突然飛び出したのは平助くんだった

び、びっくりした〜!

でもどうして平助くんがここに?

平助「心配で心配でたまらなくてきちまったんだよー!」

山崎「あれだけ見つかるリスクが大きくなるので帰ってくださいって言ったんですけど....」


あははっ


真紀「ありがとうね」

平助「おう!いつでも守ってやるから遠慮なく言ってくれ!!」




山崎「それで、俺はずっと外から見ていたが何か変わったことはあったか」

真紀「うーん。対して変わったことは...」

私の前で皆さん計画を口にすることもなかったし新しい武器を作った、みたいなこともなかったし

真紀「ただ、ここ何週間かは蒼馬さんと桂さんと岡田さんが屯所を空けるようです」

平助「それ、突撃しやすくない?」

山崎「確かにチャンスですね。これは副長にすぐ伝えなければ」


蒼馬さんの言う通りだ

突撃してくるだろうって。

真紀「あの...」

平助「どうした?」

こんなこと言っていいのか分からないけど

真紀「本当に...。殺すんですか?」