武市「さて、俺らだけになったけどどうする?」


高杉「別に何もすることねーんだからゴロゴロしてればいいだろ」

そっか。皆さん今日は休みなんだ。

武市「せっかくなら俺らも何処か出掛けるか?」

高杉「何処かって?」

真紀「あっ私行きたいところあります!」

ここに来て不足した物もあるし、そろそろ食材の買い出しにも行かないと無くなっちゃうもんね。

高杉「おいおい、勝手にこいつ外に出していいのかよ」

武市「少しくらいいいだろ。真紀ちゃんだって買い物くらいしたいだろ?」

真紀「はい!」






「いらっしゃいいらっしゃい!」
(ガヤガヤ)


うわぁ〜すごい人!

武市「それで、何処行きたいんだっけ」

真紀「そうですね、まずは食材の買い出しに行きたいです!」

出来ればみんなの好みに合わせたいけど

まだみんなの好みがわからないんだよね

高杉「俺、鍋とか食いてー」


寒そうに両腕を絡ませている。



真紀「いいですねお鍋」

武市「今日は一段と寒いしな」



私たちは近くの八百屋さんに立ち寄ることにした

真紀「新鮮ですねっ」

「お、姉ちゃん良いところ目に付けたな!それはさっき取れたばっかりの採れたてなんだ!」

八百屋のおじさんは手を叩きながら嬉しそうに言う

真紀「じゃあ...」

私はよく家では野菜鍋とか食べてたけど、ああいう感じでいいかな?

出汁ように昆布も買ってと。

真紀「さっき言ってたそれと、これとこれとこれください!全て2つずつでお願いします」

「まいどあり!」


武市「すごい買ったな」

真紀「なかなか来れないですもん!」

店主から渡された品を貰い再び歩き出す。

高杉「重くないか?」

真紀「これくらい大丈夫ですよ」

こう見えて力には自信あるんだ!

高杉「そんなこと言ったって女にこんなもん持たせて格好つかねぇだろ。貸してみな」

そう言いながら高杉さんは軽々とさっき買った品を持った

真紀「ありがとうございます...っ」

男の人ってすごい。

(ちらっ)

私と手の大きさが全然違う...

あんなに大きな手だったらなんでも持てるんだろうなぁ