こうして私たちの新しい生活は始まった

土方「海斗、茶を用意してくれ」

海斗「わ、わかったよ...」

1日目だっていうのに海斗はげっそりしている

まぁ、土方さんの気迫がすごいからね

小姓は大変っぽい。

真紀「海斗!がんばれー!」
私は大きい声で応援した


真紀「さて、私も頑張らないと!」

こっちの時代に来たはいいけど歴史なんか変えてどうするんだろ?

「うーん...」
私は洗濯を干しながら考えた

「あれ?なんでこんなところに女子がいるんだ?」

「ほんとだー!久しぶりに見たけどやっぱ女子は小さいなぁ」

「お前が小さいって言うなよ!」


パっとみ、お腹に傷を作っている人と小さい人と大きい人。

真紀「初めまして。こちらに住まわせていただくことになりました。春と言います」

「春ちゃんか!俺は永倉新八だ!」
大きい人が言った。

「俺は原田左之助!そしてこいつは...」

そう言ってお腹に傷を付けている人が小さい人の頭をガシガシと掴んだ。

「藤堂平助だ!」

この三人が、

漫画とか小説でよく言う三馬鹿トリオ...




私は洗濯を終えたので自分の部屋へ戻った。

海斗はというと小姓なので土方さんと同じ部屋だ。

真紀「ふぁぁー!疲れたぁ」

今にも即寝してしまいそう。

朝から沢山仕事したもんね。

私は横になって天井を見上げた。

真紀「やっぱり幕末って感じ。建物も全て見慣れない。」

それからボーッと眺めていた。

(ガタッ)

真紀「・・・?」

物音がした。

天井裏に誰かいる。

真紀「誰なの?」

(シーーーン)

応答はない。

なんか、怖い....