真紀「どうぞ」

目の前に淹れたてのお茶を置いた。

桂「ありがとうございます」

すすーっ

あ、美味しい。

桂「ここでの生活は慣れそうですか?」

真紀「そうですね。皆さん何かと気にかけてくださってますから」

まだここに来て2日しか経ってないけどすぐに慣れなきゃ

桂「心配しているんですよ」

真紀「心配?」

桂「ここの生活になかなか馴染めなくて出て行ってしまうんではないかって」

真紀「そんなこと....」

でも桂さんの言ってることはあながち間違ってないのかもしれない。

情報収集もできてこの戦いが終われば私はもう一度新撰組の元へ行く...

桂「って高杉くんが(ニコッ)」

真紀「高杉さんですか?!」

桂「そんなに驚きました?」

いや、驚いてないって言ったら嘘になるけど

今までそんなに話してなかった高杉さんがそこまで人思いだとは思っていなかったっていうのが本音。


真紀「だっていじわるそうな顔してるんですもん!」

沖田さん並みにかな...?

桂「あははっ!失礼なこと言いますね〜!」

ツボに入ったのかそれから何分間かは笑い続けていた

真紀「ご、ごめんなさい!」

余計なこと言っちゃったかな

高杉さんにチクられたら何されるかわかんないよ〜

桂「ハハッ!大丈夫ですよ本人には言いませんっ」

桂さんはふぅと深呼吸をした。



桂「でも、あながち間違ってはいないんです」

あの顔のこと??

桂「ここだけの話、あの人が一番問題児ですからね」

内緒ですよと人差し指をたてる。


真紀「はい!」