記憶が少なすぎる...
(トントン)
岡田「入りますね」
真紀「あっはい!」
岡田「お茶淹れました。温かいうちに飲んでください」
(コトンッ)
『絶対渡さねーからな!!』
真紀「あの人の目...」
真剣だった。力を狙ってるようでも嘘言ってるようでもなかった。
真紀「確か、岡田さんですよね?」
岡田「うんそうだけど?」
真紀「蒼馬さんって、どうして私を新撰組から守ろうとしてくれてるんでしょうか?」
別にまだあの人を信用したわけじゃない。
ついて行ったら何か分かると思ったから
ただ、理由を聞きたかった。
蒼馬「新撰組は無礼な奴が多いからな」
岡田「蒼馬!」
いきなり蒼馬さんが部屋に入ってきた
無礼な奴?
蒼馬「四国屋で起こった事件知ってるか?本当は池田屋だったんだけど...まぁそれはいい。いろいろ変わってしまってな」
四国屋で起きた事件。
噂には聞いたことある。
蒼馬「そこで、俺たちの仲間は新撰組に殺されたんだ」
真紀「新撰組に」
蒼馬「それから時は経って、俺たちが新撰組を調査している時にちょうど泣きながら新撰組の屯所から逃げるお前を見たんだが。」
蒼馬さんは私の目を見ながら訴えた
蒼馬「その姿を見て、狙われてるお前を放したくないと思った」
真紀「本当は...この力目当てじゃないんですか?」
(ガラッ)
桂「少しはあるかもしれませんね」
高杉「だけどそれは単に二の次でしかないだろ。」
次々に岡田さんたちは座っている私を取り囲む。
武市「そう、この手はね」
(ペロっ)
真紀「ひゃっ!」
桂「武市くん」
びっくりした。いきなり手を舐められた。