真紀「私、真紀って言います!一生懸命働くのでよろしくお願いします!」

お辞儀をする。

「よろしくなぁ!まさか女の子だとは思わへんかったわ」

「せやね。私も最初どっかのお武家はんかと...」

雪「ふふふっじゃあ話も済んだところで仕事も始めましょう!」

「「「はい!」」」

雪「真紀さんはこっちね!まずいろいろ話さなきゃ」

真紀「はい!」




まずは次々にここの仕事内容について教えてもらった。

雪「ここはね、島原のお酒を飲むところだと思ってくれるといいわ。ああやっていろんなお殿様やお武家様にお酌をするの」

真紀「はい」

だからさっき出入りする男の人が多かったんだ

雪「ちょっと大変なことが多いかもしれないけど慣れてくれば平気よ!その都度、わからないことは聞いてくれれば答えるから頑張ってね!」

真紀「ありがとうございます」

そっか。ここで私はこれから働いていけばいいんだ。




雪「それで....今度は貴方のことを知りたいわ。何も分からなければ私も対応しずらいもの」

そうだよね、何から話したら良いんだろ

私は全てを雪さんに話した

多すぎて話すの難しかったけど雪さんは優しく、うんうんと聞いてくれた。


雪「事情は分かったわ。じゃあ、貴方が記憶を取り戻すまで置いてあげる」