真紀「あ、いえ....」
雪「それにしても変な服をしてはるんですね」
女の人は私の服をジロジロと見た。
確かに変だ。道行く人はみんな着物なのに私だけなんか服がシンプルというか...
ミニスカート?
屯所にいた時も沖田っていう人がタイムスリップしてきたって言ってたし、私のいた時代っていうのはこういう服なのかな
雪「とにかく、うちの方へと来たらええ。うちは雪。よろしくお頼みます。」
真紀「は、はい!」
手をつながれ私は雪さんという方の元へとついていった
【ハハハッ!】
連れてこられた場所はお店みたいだけど男の人が多くいる
なんだか怖いや....
雪「こっちどす」
(ガラガラ)
招かれた部屋には女の人が沢山居た。
「雪さん、この方は?」
雪「1人寂しく座っていらはったので連れてきてまいました」
「そんなこと言ったって...一体どこの誰なん?」
真紀「.......」
なにも答えられない。
「それに、この方、何処かのお武家はんなんやろ?」
「みたいやね、刀差してるし」
真紀「あ、違います私はっ「女どす」」
え?
雪「せやろ?女の子やろ?」
真紀「はい...。」
分かってたんだ。私が女の子だって。
雪「多分、なんかの事情あって迷ってたねん。ここで働かせてあげたらどうやろか?」
雪さんはみんなを説得してくれた
「まぁ、行くところがないならしょうがないわね。」
「ちょうど人手も少なかったし...」
雪「よしっ決まりや!」
そう言いニコッと笑いかけてくれた。
真紀「あ、ありがとうございます!」
とりあえず住める場所は決まったみたい。