真紀「あの..一緒に今日帰りませんか」

聞きたいことがありすぎる。


「そんな事するよりもこれ、お前にやる」

そう言って渡してくれたのはさっき見せてくれた刀だった。

「どうせまだ分からないことだらけなんだろ。この刀を持って俺の神社に行け。近くの角を曲がればすくだ」



彼が言っているのは昔から建てられてるらしい古びた神社だ。

あそこなら今すぐにでも行けるはず。

真紀「そこに行ったら何があるんですか?」

何で敬語になってるんだろ

「何がと言われると何もない。むしろ大変な事ばかりかもしれない。」

真紀「でもそんなとこに私に行けと?」

少し目を細めて言った。

これから何かが起きる気がする

立ち入ってはいけない何かが。

それに、まだ会って間もない人のことを信用できない..

真紀「名前を教えてくれますか?」

「蒼馬陸」

蒼馬陸さん...

私は刀を見つめ少し考えた。










よしっ




真紀「蒼馬陸さん!行ってきます!」

私は大きな声で挨拶をして1人で学校を出た




陸「無事に帰ってこいよ」