(ぱちっ)

真紀「い、いたた...」


頭、痛いや。。


ってええ?

平助「あっやっと起きた!すぐに近藤さんたち呼んでくるな!待ってろ!」


.......?


近藤「おお良かった!目が覚めたみたいだな!」

山南「ずっと心配してたんです。沖田くんも。」


沖田「僕は大丈夫だよ」


なにを言ってるの?この人たち。







土方「お前ら、一体どこ行ってたんだ?」

真紀「?」

私の頭の中はハテナで埋まっている


土方「おい、どうした。とぼけたような顔しやがって」

とぼけたって、口悪っ!!

というか、

真紀「あなたたち....誰?」


「「「?!」」」



山南「真紀さん、冗談を言ってるんですか?」


沖田「ほら、この人はあの口が悪い副長だよ?」

土方「総司っ!!」

んーーー?

いくら考えても思い出せない。

平助「もしかして記憶喪失とか?」

永倉「ありそうだな」

次々に部屋へ男の人が入り込んできた。

沖田「でも、僕があっちの時代にいた時は覚えてたんだよ」

斎藤「あっちの時代?」

沖田「うん。僕ら"平成"っていう時代に少しいたんだ」


へいせい...


土方「なんでそれを早く言わなかった!」


沖田「別に僕らが何処にいようと関係ないでしょ?それに、言う暇なんてなくて気づいたらあっちにいたんだから」


眉間にしわを寄せてる男の人は睨んだ。





真紀「えっと...私。自分のこともわからないんです...」


平助「まじかよ?!」


背の小さい男の人は驚いていた。

真紀「私は一体誰なんですか?」


斎藤「.........」


何処の時代の人でなんて名前なの?

へいせいってどこ...?


(スッ)

斎藤「副長、一旦ここは真紀を部屋に戻らせて話し合いした方が良いかと」

土方「そうだな。お前、少し戻って自分でもう一度頭ん中を整理しろ」


そんなこと言われたって...

斎藤「こっちだ」

真紀「きゃっ!」

腕を掴まれ突然連れていかれた。