真紀「沖田さん!!!」

(ペチッ)

私はバっと沖田さんの頬を手で挟んだ

真紀「私、必ずあなたを死なせません」

沖田「はぁ?」

呆れてる...。

沖田「いやでも、僕は通常ならこのまま死ぬんでしょ?」

真紀「確かにそうです。ですがまだ手はあるはず。待っててください」

(ガタッ)

私は自分の部屋へと走って戻った

この時代で無理なら元の時代に戻れば必ず助かる。

もう一度聖水に話せば!





真紀「あった!」

私は刀を持ち目を瞑った。

(聖水...聖水..)

でも、聖水からの応答はなかった




お願い、聖水返事をして!お願い!



((フワァァ))

すると刀が光に包まれた


はっ!よかった。


(お願い!私と沖田さんを元の時代に戻して!!)


(何度言わせるんだ。)


(なんでそこまで戻してくれないのよ!)


(あまりにも次元が歪んでしまうからだ)

(お願い、もうそれでもいいから...)


(.....本当だな)


(うんっ)

(だが、その代わり代償となるものが必要だ)

(代償?)

何があるっていうの?




(お前の記憶をいくつか抜かせてもらう。)



私の、記憶を....?

(どんな記憶かはまだわからぬ。しかし、それを踏まえた上でやるかやらないかはお主の自由だ。)

記憶....。





(やります...)


(いいのか?少しの記憶でも大きな損失だぞ)

(いいんです。それで沖田さんが助かるなら...)



(わかった。)





((スーーーーッ))




突然、私も光につつみこまれた。


真紀「大丈夫、怖くない怖くない。これで沖田さんを助けられるんだ」