ここ…どこだろう…。
真っ白だ…。何もない。
みんな?お母さん?お父さん?
葵?凌?おーい!誰かー!
あ、人がいる!
え?あれって……
ピピピピピピッピピピピピピッ!
「あっ!!あ、あれ?朝?」
「彩菜ー!朝ご飯出来てるわよー!」
「あ、はーい!!」
なんだろう?何か…不思議なところにいた気がする…。
まぁ、いっか!
「彩菜、昨日帰ってすぐ寝ちゃったのね。」
「アハハ〜そうみたい!」
「あ、先生がね、体育はなるべく休んだ方がイイって言ってたわ。だから、あまり激しい運動とかはしないでね?」
体育やっちゃいけないのか〜。
運動とか好きだからやりたいけど…しょうがないか…。
「うん、分かった!でも、他の、文化祭とかはイイよね?」
「イイけど、あんまり無理はしないでね?」
「分かってるよ〜!じゃあ、そろそろ行って来るね!」
「うん、行ってらっしゃい。」
「行って来ます!!」
ーガチャ
あれ?凌がまだ来てない…。
「彩菜!悪い、ちょっと、寝坊、した」
「アハハ!大丈夫だよ!さっき出てきたばっかりだし!」
「はぁ、良かった。」
「行こ!」
「ああ!」
またいつも通り、話しながら歩いて学校に行った。
やっぱり…凌のとなりにずっといたい。
別れたく…ない…。