「凛花ーっ!遅刻するわよ!」

鳥のさえずりでもなくお母さんの怒鳴り声が私の部屋に響く。

えっ!
もうそんな時間!?

ガバッとベッドから起き上がる。

昨日夜遅くまで起きてるんじゃなかった!
だって入学式って考えると緊張して眠れなかったんだもん!



2階から階段を急いで降りる
制服のアイロンがけだけは完璧だ

急いで食パンを口に突っ込む。

「こら!座って食べなさい!」

そんなお母さんの声を無視して

「いってきまーす!」



古山凛花、今日から高校生です!