今日は土曜日で休日だったので

私達は遅くまで話をして家へ帰った。

今は午後の7時。

「ただいまぁー」

玄関のドアを開ける。

「あ、璃華瑠おかえりー」

ひょこっと母親がリビングの部屋から頭

を出して言う。

「昨日遅かったね。」

「そうなの。ごめんなさいね。仕事の関係で残業が増えちゃったの。それで、こらからも仕事が忙しくなっちゃうかも…ごめんね。」

「そっか。頑張りすぎないでね!」

「ありがとう」

女手一つで私を育ててくれた母はいつも

優しく笑った。

いつも、ありがとう…。