「璃華、どうゆう事?」

ゆっくり、ベンチに腰をかける。

「……。昨日、藤田さん…。私より酷いことされてた……。」

「え?」

侠は目を見開く。

「……トモ…グイって、きょ、ふの……目を……うぅ。」

思い出しただけで吐き気がしてくる。

「璃華…。」

侠は眼帯のされている目にそっと手をあ

てた。

「ごめんな。」

「うぅん。……目、痛い?」

「腫れてるだけだから。」

「そっか……」

もう、あんな事起こらないよね?

杏菜…。何で、杏菜から電話がかかって

きてから、不可解な事が起きたの?