「花は?」

「彼奴と一緒にいる。」

「彼奴って侠の事ですか?」

侠……。

「まぁ、な。」

なんで戸惑うんですか?

「生きてるんですよね?」

不安になってきた。

「かろうじてな……。」

「え?」

「庭にいる。」

「……。」


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「……」
「慶さんは今結木さんの手当てされてます。」

そこには花さんとの侠が横たわっていた。

「!!」

私は駆け寄る。

「り…か」

「きょう。」

『グガガガガ、チノニオイ、サッキノウ、マソウ、ナオンナ』

後ろを振り返ると恐ろしい奴がいた。

私が侠を守……。

なんであなたはそこまでするの?

一瞬の隙に侠は私の前に仁王立ちしてい

た。

『グチャッ』

青鬼は侠を踏み潰した。

「ッッ!!」

「きょおーーーーーーー!!」

『バカナ、オトコク、ウ。』

『クチャグチャクチャバキッ』

青鬼は侠の肋を骨ごと噛み食べていく。

「ぐわぁぁぁぁああああ。」

『ペチャッグチョッ』

内臓を引っ掻き回している。

『ウマイ…』

「は、はぁはぁはぁ。はぁ。」

もう目の前の光景を愕然としてみていた。

『グチョリ』

目をくり抜いて青鬼が侠の目を舐めなが

ら私を見た。

「はぁはぁはぁ、こ、こ、な、い、で……うぇ。ゲホッゲホッ」

青鬼は私にゆっくりと近づいてくる。