「今、始まっまってから3時間半経ったよ……」
身につけている時計を見る。
「あの、皆さんって無事なんでしょうか?」
「……んーと、」
結木さんは戸惑っていた。
「真実を教えて下さい!」
すいません。結木さん。
「海ちゃんが……死んでたの見た。」
海が……。
「……。」
「ごめんね。なんか」
「私が聞いたので…結木さんは悪くありません……。」
こんな時でもやっぱり優しいな……。
「あの、きょうは…」
「ごめんけど、分からない。」
私がヘマしなければ……。
「うぅ……。私の所為なんです。私がばれたから侠は……ぅう」
泣いてばっかの弱い自分にも腹がたつ。
「………。あー。……。侠大丈夫だよ。だって彼奴が、足早いの知ってるだろ?」
コクッと頷く。
「侠は生きてるから。泣かないで。」
結木さんは優しく私を撫でてくれた。
「イチャついてんじゃねーよ。」
「「!!」」