「……。」 無言で足を進める。 「侠、ごめんね。もう、大丈夫だから…。重いでしょ?下ろして」 「重くねぇし。てか、俺の身体能力なめんなよー!」 こんな時でも冗談言える侠はやっぱりす ごいなって思う。 「あの城に逃げるぞ。」 「うん。」