そこまでうちの家が凄いんだと改めて知らされた



私は小さい頃から外国へ行くことが多く、頭は良い
祖母は理事長をやっているだから私が次の理事長候補に名が上がっている



しかもここの学校だ
だから生徒会が私に楯突くことはまず出来ない


先生たちも私のする事に下手なことを言えないのだ
つまらない学校だと思いながら教室へと向かった



クラスは姫華と一緒だ
ついでにさっきの悪口を言っていた奴らも一緒だ


「えー、羽鳥純くんだ
仲良くしてくれ


じゃ、羽鳥さん一言」


最後は小さな声で私だけに聞こえる声で言った


小さく頷き口を開いた


「どうも羽鳥純です
気軽にお声掛けいただくと嬉しいです」


と言いつい仕事口調だったことに気がついた



……休み時間は男子も女子も集まってきた


「羽鳥はどこに住んでたんだ?」
「ねぇねぇ、羽鳥君彼女とかいるのー?」
「羽鳥君好きな食べ物とかはー?」
「羽鳥の歓迎会とかしないかー?」
なんて話しかけてくる


私は軽く流していた
視線を感じそちらを向くと今朝の4人が睨んでいた
気づかなかったふりをして会話に戻った