遠目から見た時はビックリした


だって、明石君がいたんだもん



「明石君!
どうしたの?」



そう言い小走りで行くと
こちらを見ながら微笑み



「この間ぶりですね
まず、理事長おめでとう
急にごめんね」


そう言われて首を横に振りながら



「ううん。
大丈夫よ
ありがとう。
で、どうしたの?」



そう聞くと笑いながら
「実はさ、、、、、、、、」


そう言い話始めた


「、、、、、、、だからこっちに来てくれないかな?
お願いだよ
このとーり」



そう言い頭を下げる明石君を見て
悩んだ


話はこうだ


先日私が元々いたところで、
不良のたまり場があった


そこの不良は普通の人にも危害を加えて大変なんだ


でも、私がその時少し不良やってて
たまってる不良に困ってるって言ってたから
そいつらを締めたわけですよ



そしたらもう暴れなくなって
消えたのよ


けど、この頃また私がいないのをいい事に暴れだしているらしいんだけど…



明石君がそいつらを止めるために仲間を探してるんだけど
誰もやりたがらなくて


困っているから元最強と呼ばれた私に話を持ちかけてきた



「うーん、
明石くんはさ、私が不良やめたの知ってるよね?」


分かるように明石くんは頷いた


「私が今理事長やってる事も分かるよね?」


さっきより元気がなく頷いた
少し悪いなとは思ったけど


「つまりね、私は無理なの
助けたいのは山々なんだけど
立場上と喧嘩もしないって決めてるし、
戻る気もないし、
厄介事もパスなんだ
ごめんね」


そう言うと
俯きながら


「こうゆうのって、断られた後に言うのは気が進まないんだけど………
あやが、………
そいつらに殴られて今病院にいるんだけど………………………」



気まずそうに言う明石くんはとても災難に見えた