「やめてっ!!」
『パシッ』
頭が真っ白だった
頬を殴られてだんだん痛くなってきて、
かあ様にも父様にも兄様にも殴られたことはなかったのに
おばあ様も私を殴らないのに、どうして……?
訳が分からず部屋に尻餅をつきながら目に涙を溜め天井を見上げた
私の道はどこにつながっているのだろう?
どこで踏み間違えたのだろう?
どうしてこうなったの?
普通に過ごしたくても過ごせない私と
普通に過ごしたくなくても普通に過ごせる人々、
どうして私は前者に入ってしまったのだろう?
神様、もしいるのだったら
この理不尽な世界を変えて