「あんたたち、この学園に何をした?」
あくまで冷静にそう聞くと
不気味な笑みを浮かべながら



「体育館で今頃君のこと見てんじゃないの?」
そう言った



とりあえず銃をどうするか考えながら
「体育館?
怪我はさせてないでしょうね」



そう言うと
「さっきっからうるさいねぇ、
させててもさせてなくても君にはかんけーないよー


ここで死んでもらうから~」
そんなことをほざくからイラッと来たけど
少し耐えた



『ガンッ』
大きな音がした方を見た



……………………!?
先輩?!


そこには先輩がいて後ろには一人の男の子がいる


リーダーの周りの二人の銃を落として取った
私はチャンスだと思い
リーダーの男の顔めがけて足を地面から離し
そして、勢い良くその足は当たった



さすがに強過ぎたかその男は飛び壁に背を打ち付けていた



皆が唖然となっているあいだに服を着、
先輩と助っ人?みたいな人に
「どうしてここに?」



そう聞くとなんとものいというように
「や、体育館に入れられたんだけどねー
ビデオが流れて銃向けられてるからどーしよーと思いきましたー」



ふーんですむようなはなしじゃない
だって、私が女だってバレたじゃん!!
「お、女だってバレた!!」



どーしよーと言っていたら先輩が

「違うでしょ?
バレようが何しようが助かって良かったでしょ?」
そう言われて



「でもさ、この学校にはたった三人でしかも理事長室まで来るのに皆を体育館に入れられてしかも私の耳にはまだ入ってなかったのよ?


まだ他にもいるわね
探すから体育館にいる人は動かないように指示をして
もし出ていこうとしたり怪しい人がいれば即縛り私の元へと連れてきて」



そう指示し、その三人をロープで縛りながら
身柄が分かるものを探した



すると後ろから
「純。
こいつ、覚えてない?俺の幼なじみで純の中学の同級生だって、
明石凛」



!!

「あか、し………りん?
……………かいちょー!!??」


そう、明石くんは中学の同級生で生徒会長をやっていた
昔は少し不良だった私の恥ずかしい過去を知っていて初彼だ


「久しぶり、あの後すぐ転向しちゃったから心配してたんだよ?
でも海から名前でてきたからビックリしちゃったー
本当に、久しぶりだな」



たそがれる明石くんを置いておき
「ま、それは後でにして
先輩さっき言ったことやってください
それから校長にこちらへ来るよう言って」



そういうだけいい兄様とおばあ様に電話をした