テキトーに店に入って向かい合って座り
「相談って?」



そう聞くと少し顔を赤らめながら
口を開いた
「お、俺さ、
えっと…
あのさ〜…」



何てテンパってるから
癖で頭を撫でながら
「落ち着いて
ちゃんと聞いてるからさ」



そう言うと
頷きまっすぐにこちらを見ながら


「み、みみみみ、
南が好きなんだよ‼︎」
それを聞き俺はキョトンとしながら



「姫華?」
と聞き返すと
耳まで真っ赤な状態で頷いた



姫華と似てるなと思いながら
「そっか…
じゃ、お前もう告っちまえよ」
そう投げやりに言うと



「やっぱりさ、
お前って南のこと好きなの?」
そう聞かれて


眉根を寄せながら
「そんなわけねーじゃん
ありえなすぎ」



そう言うとあやしーというように
俺を見てから



「もしだよ?
お前が好きなのなら俺はお前に譲る」
そう真面目な顔で言うから



つい笑ってしまった