私は先輩の頬に触りながら
「先輩は強いしクールかは分からないけど
良い生徒会長だと思いますよ
あだ名はあながち間違いでは無いと思いますよ?」
そう言い笑いかけたら



顔を上げて笑いながら
「ありが…とう……
俺…みっともねーな」
なんて笑っているけど
私は知っている。
辛い時に泣かず笑う辛さを…




「先輩…
ごめんね…」
そう言うと先輩は真っ直ぐにこちらを見ながら頭に手を乗せながら
「大丈夫だよ
俺が悪かった。
ほら、大丈夫に見えるでしょ?」
そう言い笑顔を作る



その後はリハビリを終わりにして先輩は帰った



部屋に1人残った私はまた涙を目に溜めながら先輩を頭から消した…



そうしないといけない気がした……