体には力がはいらないまま時が過ぎていった



涙も出ず、力も入らず、立ち上がることもできず、無力な私はどうするとこもできずに先輩が起きるのをまった



「…………………っん……」



眠そうな声が響いた
私は急いでそちらを見た



「あ、
あぁ、寝てたのか…」



まだ寝ぼけているのか目をこすりながらそう言った



私を見るなり
「起きないのか?
あ〜今何時だ?
えっと〜」




なんて話を始めた



その姿を見たら自然に笑みが漏れてきた



けれど、その一瞬だけですぐに笑みを消してしまった
………だって、私は人を殺したも同然の人間だから



のうのうと生きていてはいけないんじゃないか、と言う不安が頭に浮かんだ



父と兄は私のせいで………………