あれからどれだけが経ったのだろう?
目を開けると眩しくてもう一度閉じてしまった
でも目を開いたのを見たのか横から
「純ちゃん?
起きたの?大丈夫?
何か食べる?」
心配する先輩の声が聞こえたんだ…
その声はとても安心した…………
目を開いて、まだボヤけているけど、先輩の方を向き本当にいるのかと手を伸ばした
上手く伸びずに途中でバランスを崩してしまう
先輩がそんな私を支えながら大丈夫?とまた心配そうに聞いた
でも私は私を支えているその手を取って先輩の頬まで腕を伝ってゆっくりと、ゆっくりと触っていった
まるで先輩はここにいるよと言うように頬に触れた手を包み込んでくれた
「先輩……」
そう呟くと落としていた目を上げて真っ直ぐに見てきた
「私は、どのくらい寝てたんですか?」
そう聞くと目を細めて指を折りながら
「そうだねぇ?
一ヶ月学校休んでいて、俺がここにきたのは昨日だから…
2日寝たきりだったんじゃない?
ちゃんと寝てなかったんでしょ?
てゆーかメシここにあるから食べろよ?
何も食べてないんだってな?
馬鹿だろ何考えてんだ」
そう答えてくれた
そう言ってくれるのは先輩だけだなと思いながらおかゆを食べさせてもらっていた