学校にいつもは姫華と行くが今日は連絡を入れてリムジンで登校した



教室に入ると皆んなが集まってきてリムジンのことについて質問攻めをされた



すると…




「じゅん‼︎」




名を呼ばれ振り向くと緒方先輩が立っていた


今まで緒方先輩が声をかけてくることなんて無かったから驚いたけどそれ以上にクラスメイト達は唖然としただ俺たちを見ていた



とりあえず先輩について行き着いた先はやはり生徒会室だった
初めに緒方先輩が椅子に座り俺に前の椅子に座るよう目で促した



しばらくの沈黙が続く中



張り詰めた空気だけが流れていた




沈黙を破ったのは俺だった




「あの…お願いがあるんですけど…………」



少し戸惑いながら見上げると



「あの事だろ?この間の…
話さねーよ誰にも」



そう優しく言い微笑んだ先輩は
初めて会った時に感じたミステリアスな感じが何処かにまだ残っているような気がした