「恭くんのあの言葉が未だに分からないや…」 私は空を見上げて呟いた。 「由季……お前には信がいるだろ…気にすんなよ…もう」 「……分かってる…うん…気を付ける…」 私はジュースの缶を空けて頷いた。 「はぁ…戻ろっか…」 私は立ち上がり夏実たちに声をかける。 「あぁ戻ろっか…」 それに二人は応じた。 しばらく道を歩いていると… 「あれは、恭?」 琉くんが突如声をあげる。