しばらく歩くと小さな公園を見つけた。



「ちょっと休憩するか」



琉くんが公園を指しながらニコッとする。

それに私は夏実と顔を会わせて頷いた。



「はい飲み物…」


琉くんは近くの自動販売機で飲み物を買ってきて私達に渡した。



「ありがと…」



私は琉くんからジュースを受け取った。
だけど…その光景はあの時に似ていた…。



『ほれ、飲み物…』


――――ガシャン!



「のわっ!由季大丈夫か?」


「ぇ?あ、平気!ゴメンね?」



飲み物の缶を落としてしまったらしい。