「と、取り合えずっ!泊まる宿はどんなところだろうね?」


「あ~…かなりいい宿らしいわよ…和が感じるわよね…宿って…」




夏実はクスッと微笑む。




「そうだよなぁ…けれど落ち着かない?和が感じて…そして文化を楽しめて…かなりいいだろ…」


「琉にしては良いこと言うね…」



そこで羽柴くんが尽かさず言葉を入れる。



「うっせーな…俺だってたまには言うわ!」


「た、たまには…なんだね琉くん」



私はボソッと呟く。