「由季……何で泣いてるの?」 「っ……きょ…恭くんには関係ない…」 そう。関係ない…だって私達別れたじゃない…。 「いや…関係あるよ?」 そう言い恭くんは私の隣にどかっと座る。 「彼氏と喧嘩ですか?」 恭くんはフッと微笑む。 「そ、うじゃ…」 「なら……」 恭くんは意地悪な表情でこう言った。 「まだ、俺のこと忘れられない?」