「ねぇ由季」 私達が話ながら外の歩道を歩いていると夏実が私の耳元でひそっとする。 「ど、どうしたの?夏実」 私が疑問に思いながら夏実の方を向く。 「恭のこ、とだけど…」 「…っ…やめて夏実…」 私は夏実の声を遮る。 「私ね…恐いの…この楽しい日々がいつか壊れそうで…私ね?信が好き…けれど恐い…」 私はポツリポツリと言葉を溢す。 前を向くと楽しそうに話している四人…。