雰囲気が、変わった…?自分じゃ、全然わかんねぇし。


「もしかして本命の、オンナでもできたか?こないだの子、とか?」


〝チッ〟自然と出た舌打ちに、眞介はニヤリと笑う。


「まあ、あの子も今までのオンナと雰囲気チガったしなぁ」


あの子、ねぇ…。眞介も年下だと思ってんな、コレ。


「眞介。アイツ、いくつに見えた?」
「え?んー、二十五とか?わかんねぇけど、オレらよりは下だな」


ぶっ。思わず吹き出す。


「え、なに?オレ、マジメに答えたんだけど?」
「あー、そうだよな。やっぱり二十五くらいに、見えるよな。アイツ、三十一」
「は?」


眞介がポカンと口を開くから、また、おかしくなって笑う。


「あんな三十一っていんの⁉︎奇跡だな」
「だろ?オレも聞いた時、驚いたわ」