「んー、でもそれだけは勘弁な。僕、あの二人といないと無理なのん」

「きもちわりぃ…」

ボソッと呟いた遊馬。
気持ち悪くて結構。俺がイケメンなのは百も承知だ。




「もーさぁー、お前総長辞めろやマジで」

「それも無理」

「はぁ!?意味分かんねぇし!!」

それはこっちの台詞。
なんでこの俺が総長辞めなきゃなんねぇんだよ。
俺が辞めたらお前ら好き勝手やるだろ?それを防ぐ為にも俺はblue birdの総長だ。


「でもさー、君達、その前に僕に勝てないでしょ」

「んだとっ!?」

「僕ってイケメンだし、頭も良いしさぁ常に学年一位とか凄くない?喧嘩だって君達に負けた事ないし、他の族にも負けた事ない。そんな僕に勝てるの?」

「……」


おやおや、黙っちゃった。どうせコイツやべーって思ったんだろうね。
それでいいよ。俺は変な奴でいいんだ。