【蒼桜 side】
うっわ。どーしてこうなる…。
学校入っても女子が邪魔で、思うように進めない。
ていうか、またしても柊のやつ楽しそうにニヤついてやがる。
まぢでイライラするんだけど。
あいつは、あとからじっくりシバくとして…今はいかに早く教室にいくかだ。
とりあえず、目の前にいる女子に声をかける。
「ちょっと邪魔だからそこどいて。
僕早く教室に行きたいんだけど。」
…うん。僕は正直に思ったことを言っただけだ。なのにどーしてこうなる?
「キャーーーー!!蒼桜様が私に話しかけてくれたぁぁぁぁぁ!!」
「違うわよ!私に決まってるわ!!」
「私ともお喋りしてくださいぃぃ!」
「蒼桜様ーーーー!」
もう、女子って誰でも一緒の思考なの?
「やっぱ蒼桜ってモテモテだなぁ。」
ニヤつきながら柊が言う。
「ウザい。もう、柊どうにかして。
僕は早く教室に行きたいのに。
僕が切れる前にしてよね?」
「っちょ!ウザいって!てか切れる前につか、もう切れ始めてねぇ?!」
「は・や・く」
「わかったって!だから落ち着けって!
ごめんね〜君たち。ちょっと通させて?」
「はっ、はい!!柊様!!!」
はぁ、僕の時もそーやって聞き分けよかったらいいのに…。
「ほら、蒼桜!行こうぜ!」
まぁ、道も空いたからいいか。
「ところで蒼桜〜、この学校に園川財閥と茶倉財閥の令嬢が入学してるって話、知ってるか?」
………はっ?
「あの園川財閥と茶倉財閥が?」
「それそれ。なんか朝、親父が言ってたんだよ。
パーティーにはあまりでない令嬢2人だから顔は見たことないけど、興味わかねぇ?」
「別に。今まで関わりもなかったし、
興味はないよ。」
「いや、それはないだろ!
だってあの園川財閥と茶倉財閥だぜ?
俺らと同じ世界トップの財閥なんだから少しは興味あるだろっ!?」
まぁ、ないといえばちょっと嘘にはなる。
世界トップの財閥なのにその令嬢2人はパーティーにはほとんど出ない。
その為、顔を知る者はほとんど聞かない。
「まぁ、少しくらいは興味あるけど、どれが誰なのかもわかんないし、しょうがないでしょ。」
「そんなズバッというなよ!
夢みさせろ!!」
…どんな夢だよ。
って、やっと教室に着いた。
ガラガラガラッ。
「「「キャーーーーーー!」」」
「蒼桜様と同じクラス!?
幸せすぎて死にそう!!!」
いや、死なないし。
「柊様がこのクラスっ!?
私、1日も休まず学校来るわ!」
いや、別に休んでもいいでしょ。
「蒼桜様と柊様のツーショット!!
GETしなくては!!!」
しなくていいよ。
「おー、おー、俺らめっちゃ歓迎されてんじゃん♪」
「うるさいだけだろ…。」
「んなこというなよ〜。」
はぁ、こいつの感覚は理解出来ない。
もうすぐ入学式始まるし、さっさと席確認してしまったほうがいいか。
「柊、早いこと席確認してしまうよ。」
っと、僕の席は…あそこか。
女子が2人いるところだ。
…ふぅん。僕たちには興味ないみたい。
2人で話し込んでる。
「蒼桜!俺お前の斜めまえだぞ!」
…ホントに最悪としか言いようがないよ。
知らず知らずに顔に出してたらしく…
「蒼桜〜、その顔はなんだよ〜。
明らかに嫌って顔してるのは俺のきのせいだよな!なっ!」
「あっ、顔に出てたんだ。」
「ちょっ!それ酷くね?」
…すんごい、“ガーンッ”って効果音付きそうな顔してる。
まぁ、いっか。
僕の隣は、色素の薄い茶色の内巻きロングの女子。
まぁ、騒がれることもなさそうだし、いいかな。
カバンを自分の席にかける。
…ん?
なんか視線感じる…。
さっきのキャーキャー女子じゃない…
その視線の方を見ると、僕の隣の席の女子と話していた黒髪の女子が驚いた顔をして僕を見ていた。
「亜琴ちゃん、どうしたの?」
隣の席の女子が黒髪の女子に問いかける。
「ううん、なんでもないわ。」
そう言って僕から視線を外した。
なんだろ。
まっ、知ったことではないか。
それから長い理事長の話のある入学式も終わり、ようやく帰れる。
あの理事長、無駄話が長過ぎ…。
なんか、凄く疲れたんだけど……。
はぁ、これからもこんなに疲れるのかと思うと気が重い……。
終わったらすぐ帰ろう……。
そーいや、今日はウチのチョコ発売日だったっけ?
なんかこの前試食したような…。
まぁ、美味しかったけどね。
家に帰ったらチョコでも食べようかな?
そんなことを思いつつ、帰る支度をした。
うっわ。どーしてこうなる…。
学校入っても女子が邪魔で、思うように進めない。
ていうか、またしても柊のやつ楽しそうにニヤついてやがる。
まぢでイライラするんだけど。
あいつは、あとからじっくりシバくとして…今はいかに早く教室にいくかだ。
とりあえず、目の前にいる女子に声をかける。
「ちょっと邪魔だからそこどいて。
僕早く教室に行きたいんだけど。」
…うん。僕は正直に思ったことを言っただけだ。なのにどーしてこうなる?
「キャーーーー!!蒼桜様が私に話しかけてくれたぁぁぁぁぁ!!」
「違うわよ!私に決まってるわ!!」
「私ともお喋りしてくださいぃぃ!」
「蒼桜様ーーーー!」
もう、女子って誰でも一緒の思考なの?
「やっぱ蒼桜ってモテモテだなぁ。」
ニヤつきながら柊が言う。
「ウザい。もう、柊どうにかして。
僕は早く教室に行きたいのに。
僕が切れる前にしてよね?」
「っちょ!ウザいって!てか切れる前につか、もう切れ始めてねぇ?!」
「は・や・く」
「わかったって!だから落ち着けって!
ごめんね〜君たち。ちょっと通させて?」
「はっ、はい!!柊様!!!」
はぁ、僕の時もそーやって聞き分けよかったらいいのに…。
「ほら、蒼桜!行こうぜ!」
まぁ、道も空いたからいいか。
「ところで蒼桜〜、この学校に園川財閥と茶倉財閥の令嬢が入学してるって話、知ってるか?」
………はっ?
「あの園川財閥と茶倉財閥が?」
「それそれ。なんか朝、親父が言ってたんだよ。
パーティーにはあまりでない令嬢2人だから顔は見たことないけど、興味わかねぇ?」
「別に。今まで関わりもなかったし、
興味はないよ。」
「いや、それはないだろ!
だってあの園川財閥と茶倉財閥だぜ?
俺らと同じ世界トップの財閥なんだから少しは興味あるだろっ!?」
まぁ、ないといえばちょっと嘘にはなる。
世界トップの財閥なのにその令嬢2人はパーティーにはほとんど出ない。
その為、顔を知る者はほとんど聞かない。
「まぁ、少しくらいは興味あるけど、どれが誰なのかもわかんないし、しょうがないでしょ。」
「そんなズバッというなよ!
夢みさせろ!!」
…どんな夢だよ。
って、やっと教室に着いた。
ガラガラガラッ。
「「「キャーーーーーー!」」」
「蒼桜様と同じクラス!?
幸せすぎて死にそう!!!」
いや、死なないし。
「柊様がこのクラスっ!?
私、1日も休まず学校来るわ!」
いや、別に休んでもいいでしょ。
「蒼桜様と柊様のツーショット!!
GETしなくては!!!」
しなくていいよ。
「おー、おー、俺らめっちゃ歓迎されてんじゃん♪」
「うるさいだけだろ…。」
「んなこというなよ〜。」
はぁ、こいつの感覚は理解出来ない。
もうすぐ入学式始まるし、さっさと席確認してしまったほうがいいか。
「柊、早いこと席確認してしまうよ。」
っと、僕の席は…あそこか。
女子が2人いるところだ。
…ふぅん。僕たちには興味ないみたい。
2人で話し込んでる。
「蒼桜!俺お前の斜めまえだぞ!」
…ホントに最悪としか言いようがないよ。
知らず知らずに顔に出してたらしく…
「蒼桜〜、その顔はなんだよ〜。
明らかに嫌って顔してるのは俺のきのせいだよな!なっ!」
「あっ、顔に出てたんだ。」
「ちょっ!それ酷くね?」
…すんごい、“ガーンッ”って効果音付きそうな顔してる。
まぁ、いっか。
僕の隣は、色素の薄い茶色の内巻きロングの女子。
まぁ、騒がれることもなさそうだし、いいかな。
カバンを自分の席にかける。
…ん?
なんか視線感じる…。
さっきのキャーキャー女子じゃない…
その視線の方を見ると、僕の隣の席の女子と話していた黒髪の女子が驚いた顔をして僕を見ていた。
「亜琴ちゃん、どうしたの?」
隣の席の女子が黒髪の女子に問いかける。
「ううん、なんでもないわ。」
そう言って僕から視線を外した。
なんだろ。
まっ、知ったことではないか。
それから長い理事長の話のある入学式も終わり、ようやく帰れる。
あの理事長、無駄話が長過ぎ…。
なんか、凄く疲れたんだけど……。
はぁ、これからもこんなに疲れるのかと思うと気が重い……。
終わったらすぐ帰ろう……。
そーいや、今日はウチのチョコ発売日だったっけ?
なんかこの前試食したような…。
まぁ、美味しかったけどね。
家に帰ったらチョコでも食べようかな?
そんなことを思いつつ、帰る支度をした。