午後になる前のランチの時間になった。

美和と一緒に少し離れたお店に向かった。

『えっと…美和。えーーーと
 霧島さんとお付き合いすることになりました。』

「良かった。
 おめでとう!!
 でも…それだけじゃないよね。
 私に言うこと。他にもあるよね。
 大人になった美咲ちゃん!!」

『えっと。
 霧島さんとあの後・・・ずっと一緒にいました』

「うん。美咲。おめでとう。
 これからもずっと一緒だね。
 あの二人はもとからの友達みたいだし、私たちもずっと仲良くしていこうね。」

美和の言葉は本当に魔法の言葉だ。
高校生の私に聞かせてあげたい。
“あなたは大人になってからとても素敵な親友ができて、
 そして大切にしてくれる彼氏ができますよ”って。

あの頃の私が聞いたら信じられないかもしれないけど…
でも、あのころがあったから今の私がいるんだって思う。


そのあと、美和といろんな話をして、午後の業務に戻った。