「じゃあ…美咲にはっきり言うね。

　実はさっ。霧島さん相当へこんでいるらしい。
　仕事には身が入んないっていうか…

　美咲が電話することで彼が今までの彼になれるなら…
　お互い様でいいことあるんじゃないのかな…」



霧島さんが…そんなことになっているだなんて…
でも、それが私の事でとは思えない…


『霧島さんがへこんでいるってそれって私のせいじゃないんじゃないの…』


「・・・部長から聞いたのよ。二人で飲んだ時に、電話が来ないって。
　あんな霧島さんを見たのは初めてだって。」


『うそ』…


言葉は悪いけど…霧島さんはもてると思う。女性も困ることなんてなさそうなのに…