翔太は私が泣き止むまで背中をさすってくれた。

翔「ったく。お前は小さい時から泣き 虫だよなぁ。」ニヤッ
玲「だって涙が出てくるんだもん。」
翔「理由になってねーし…!笑」
翔太は小さい頃からよく泣いていた私。そして、そのそばにいつも居てくれたのが翔太だったんだ…。
〈大丈夫だよ。ぼくがそばにいるよ〉
って…。あの時から翔太は優しかった。助けてくれた。

翔「お、もうこんn [ガクッ]」
玲「しょ、翔太!?」

翔太が急に心臓のあたりを抑えて座り込んだ。

翔「わりぃ…だいじょ、ぶだ…。」
玲「大丈夫なわけないじゃない!顔  真っ青だし!」
翔「大丈夫だから…はぁ、はぁ。じゃ あ俺帰る…な。」
玲「本当?送ってこうか?」
翔「いいよ。じゃあな…。」
玲「気をつけてね。」

私がそう言うと翔太は帰っていった。

何故かあの時もう、翔太には会えない気がした…。