ここは私と翔太が初めて出逢った場所。
私は3歳の時にこの町に引っ越して来たの。それで私は母に連れられて、この公園に来た。私は人見知りでほかの子に喋りかけることができなかった。でも、そんな私の方へ一人の男の子が近づいて来たの。

翔「ねぇ?君一人なの?」
玲「うん、話しかけるのが怖くって」
翔「じゃあ、ぼくと遊ぼう?」ニコッ

それが翔太だった。もしかしたら私はあの頃から翔太が好きだった…のかな?

翔「おーい、だいじょーぶか?」
玲「あ、ごめん。あの時の事思い出し てて…。」
翔「あの時さ、玲奈すっげー泣きそう な顔してたんだよな」ニヤッ
玲「うっそ!」
翔「嘘ついて、どうすんだよww」

ま、確かに泣きそうだったけど…。

玲「ねぇ?そろそろ本題に入ろ。」
翔「そうだな…。俺さ、実は引っ越す 事になった…んだょ。」
玲「え?嘘でしょ?」
翔「いや、本当だ。」

本当なの?まだ私の気持ち、伝えてないのに…。そう思うと頬に熱いものが流れた。

翔「お、おい!どうした!?」
玲「わたし…翔太と離れられな    いよ。」
翔「ごめん、親父の転勤で行かないと いけないんだ。ごめん」
玲「い、いつ行っちゃうの?」
翔「来週…なんだ。」
玲「来週!?なんで早く言ってくんな かったのよ!泣」

来週だなんて…。今日は木曜日だから、最低でもあと2日間しか一緒にいられない…。もしかしたら今言うしかないかもしれない…。