「大丈夫だった?」


夜遅くに帰ってきた晴也に駆け寄る。

晴也は疲れているようだったが、私を見るとニッコリと微笑んで「平気だよ」と答えた。

何があったのか、とか色々聞きたいことはあったが、それより先に


「お疲れ様」


晴也を休ませてあげたかった。

部屋着に着替えた晴也は、私がお茶を淹れている間にソファーに突っ伏して寝てしまった。

せっかく淹れたのになーとお茶を飲みながら、晴也に毛布をかけた。


芹那の話は明日でもいいよね。